演劇で学ぶ表現とコミュニケーション
文化庁が主催する「令和2年度文化芸術による子供育成総合事業(芸術家の派遣事業)」が行われました。実施内容は「演劇で学ぶ表現とコミュニケーションのワークショップ」で,講師の吉栁佳代子さんと,特定非営利活動法人かごしま子ども芸術センターの方々が来校されました。
楽しいやり取りで,あっという間に子どもたちの心をガッチリつかみました。
さすがです!
どんどん引き込まれていく子どもたち・・・
「ね~かよちゃんおれのこと好き?」
О教諭の名演が光ります!
「好き」という返事なのに,「好き」に見えないのはなぜ?
逆に「嫌い」と言っているのに,「好き」に見えるパターンも演じてもらいました。
言葉と気持ちが同じじゃないときがあること,言葉よりも態度や雰囲気で伝わるものがあることを実感します。
みんなで輪になって,エネルギーを送り合います。
とちゅうで向きが変わったり,2つに増えたり・・・盛り上がりました。
2人組になって・・・
力を合わせて立ち上がりますが,
うまくいかず,転んでしまうことも・・・
何が足りないのか考えます。
1人はロボットになって,指一本で操作します。
ロボット役,操作する役を交代しながら・・・
ロボットは目を閉じて,操作する人を信頼して動く時間もありました。
寝転がったロボットを,言葉の指示だけで立ち上がらせる活動です。
「まず右手を・・・」「足を・・・」どのような指示を出せば思っているように動いてくれるのか・・かなり難しいです。
校長先生も,Оロボットが思うように動いてくれず,苦戦していました。
Tロボットが不思議なポーズ。
言葉だけで決められたポーズをとらせる活動です。
どんな言葉を使えばいいか悩みます。
なかなかいい感じ!うまく伝わるとうれしい!
ぬいぐるみを使った活動
名前を決めて,どんなキャラクターなのか,得意なことや話し方なども工夫します。
お互いに自己紹介しあったり,ペアをかえてさっき会った人について教えたりする活動を行いました。
「ぼくのこと好き?」「好き」のやり取りを,ぬいぐるみを使って行います。
「自分だったら恥ずかしくてやらないことでも,自分じゃなくて,演じているキャラクターだからできる」ということがお芝居の楽しさであるというお話がありました。
そして一番大切なことは「楽しむこと」であり,特に「失敗を楽しみたい」というお話がありました。
失敗することを恐れたり,恥ずかしがったりしてしまいますが,それを楽しめる気持ち,大切だなと感じました。
講師の吉栁さんが,打ち合わせの際に,「今回の活動で,心に引っ掛かりが残れば意味がある」と言われた言葉を思い出しました。
さまざまな活動の中で,言葉でのコミュニケーションの難しさや,気持ちが伝わったときのうれしさなど,子どもたちの心にたくさんの「引っ掛かり」が残ったことと思います。
とても楽しく,そして心に残る時間をありがとうございました!
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